ベイエリアで日本語スピーチセラピー E-bittes Speech Lab & Therapy
スピーチセラピーとは?
小児スピーチセラピー(ST)とは、子どもと、その子にとって大切な人たちとの間のコミュニケーションがスムーズになるようにしていくお手伝い。「伝わる楽しみ」「つながる喜び」を広げていくお手伝い。そう考えます。
サポート分野は大きく分けて、「発音」(構音)と「ことば」(言語)の2つ。
【発音】
不明瞭な発音にも色々な理由がかくれていますが、滑舌は筋肉運動のため基本は反復ドリル練習が中心となります。遊びに取り入れることも可能ながら、最大限の効果を得るためには、集中して大人の指導について反復練習ができることが望ましいです。
【ことば】
「ことば」を伸ばすのに、万人に即効性のある1つの正しいアプローチはありません。こどもの最大の仕事である「遊び」を通して、個性や言語環境を尊重しながら、その子一人一人の成長段階に合った働きかけを、言語発達の専門知識と経験を持つSLPと、お子さんと一番の信頼関係にあるご家族とのコラボレーションで探ります。ことばが出る前の土台となるスキルを伸ばしたり、かけられたことばの理解を促したり、出てくることばを増やしたり、「話しことば」に限らず他のコミュニケーション手段を取り入れたりし、その子の中に潜んでいる力の芽を引き出します。
【その他】
・吃音(どもり):「つっかえずに流暢に話す」、そしてそれ以上に大切なことは「吃音と向き合い、吃音にとらわれずに話すことに対する自信を保つ」こと。この2つの側面からのアプローチが重要です。吃音の長期化傾向が見られる場合は、専門的指導に加え、同じような吃音体験をもっている仲間との交流が大切と考えます。そのため、吃音専門のSLPまたはクリニックでの受診をお勧めしています。
・場面緘黙:主症状が言語とコミュニケーションに表れる障害である一方で、強い不安や緊張など心のストレスに起因するため 心理面のケアを確保するために必ず医師と相談してください。STに加え、ご家庭・教育スタッフ・医療スタッフによるチームケアが理想です。
スピーチセラピーの「ない」は?
①「セラピー」は「治療」ではない。
治療では「悪い病気の完治」を目指しますが、セラピーは「悪い遅れの完治」を目指すものではありません。体質や特性から起こる不便や困難を軽減し「生活の質の向上」を目指すものです。体質や特性に便利か不便はあっても良い悪いはありません。
② 目標課題は実は子どもだけに向けたものではない。
STでは子どもに対して「2語文で話す」「発音を改善する」などの目標課題を掲げますが、これらは「いかに子どものスキルをうまく引き出せるか」という大人のスキルにかかっているため、実際には大人の課題ということになります。言語の獲得は時間のかかるプロセスであり、日頃の生活の中でのご家庭での働きかけが不可欠です。「STに行ったらことばが増えてきた」ではなく「STに行って得てきたアイデアをもとに家でこんな働きかけをしたらことばが増えてきた」が理想です。
③ ずっと通い続けなければならないものではない。
長期でサポートが必要であることと、セラピーに通い続けることとは別です。SLPの専門的なアドバイスがなくても、ご家庭でサポートを続けられると感じられた時点でセラピーは終了でよいと考えます。必要があれば再開も可能です。ゴール地点はご家庭それぞれです。